違いのわかる女(笑)

違いのわかる女(笑)

働く女性の楽しみの一つ、ランチタイム。

オフィスワーカーなら、お弁当なのかもしれないけれど、営業は外で食べる機会も多くて、美味しいお店もコスパの良いお店もそうでないお店も、情報も豊富に持っています。

私はいつも同じお店に行くより、新しいお店を探して「新規開拓」をするのが好きなので、当たり外れもあり少々リスキーですが、外れても理解ある親しい人と行く時にチャレンジします。

この日も、所謂「新規開拓」の日。

ダイニングキッチンの看板とランチのメニューボードを見て入りましたが、夜は居酒屋になるのかカウンターがあり、お酒が並んでいました。

入ったのが14時前で、他にお客さんはいなかったので、客層はわかりません。

「阿波とん豚」押しのお店の様なので、私は生姜焼き定食に、Mちゃんはシャブシャブ定食をオーダーしました。

ご飯の量やその他、ボリュームのあるランチでした。

生姜焼きの肉が一枚一枚大きいのと、玉ねぎがたくさん入っていました。

付け合わせのサラダは、生野菜に市販のサウザンドレッシング。

お味噌汁の味も、生姜焼きの味も正直「濃いなー!」と思いながら食べていました。

帰り道、私の表情を見ていたのか、Mちゃんが「味、どうだった?」と聞くので、お察しの通りだと答えると、「やっぱりね!」と笑うのです。

彼女は、お酒が並んでいるカウンターを見て、こよ店ではシャブシャブ定食がベストチョイスなメニューだと思ったそうです。

シャブシャブはポン酢なので味付けに影響は無いと判断。

お酒の席では喫煙率も高く、繊細な味付けにはならないと瞬時に察したのか、直感なのか、本能なのか。

Mちゃん、さすがね♡と言う感じです。

機転が利くと言うのか、機知に富む会話のラリーも、本当にテンポが良くて楽しいです。

 

実は、彼女は私の焼くパンの粉の種類が違うことや、配合を変えたこともわかる、「違いの分かる女」なのです。

多くの友人は、焼きたてパンをくれるだけで嬉しい!と何を食べても「美味しい!」と喜んでくれるのに。

ある時は、チョコレート菓子でした。

私は少しお高いクーベルチュールを使って作っていましたが、同じレシピを渡して彼女が市販のチョコレートで作ったら味が違うから「なんで?何が違うの?」と聞かれました。

そりゃ、材料が違う。少量でもコアントローも入っているし違うのかな。

ポテトサラダも同じように作っても、味が違う!「なんで?」と聞かれます。それは、こっそり酢を入れたりしている、隠し味ってヤツです。

他の人なら気づかない様な事に、まぁよく気づくこと!

食べる時に味をどれだけ意識しているか、その違いかもしれないですが、これも素晴らしい才能だなといつも関心しています。

人には得意な事も敏感に反応する所も気になる分野など、他の人と違うところがありますね。

人との違い、それが個性です。

でも、当たり前にできるこもは、自分では気付けないものです。

他人の目の一つとして、私は一緒にいて気付いたことは、なるべくお伝えしていこうといつも思っています。

違いがわかると言うことは、営業においては他の商品との違いや優位性をアピール出来る力にもなれます。

自分を知る事は、自分を活かす事に繋がります。

みんな生まれた時に神さまから、自分だけの才能や能力を与えられ、それを自分のためでなく、誰か他の人や社会のために活かす約束で預かっているのだと思っています。

こちらの「違いの分かる女」の才能の活かし方も、これからとても楽しみです。

 

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