C20JAPAN2019に参加して

C20JAPAN2019に参加して

3月に開催されたWAW!国際女性会議とW20の会場で、ご縁が繋がりC20summitへも参加させていただきました。
また、ホワイトリボンランイベントの主催をしているNGOジョイセフが、C20のジェンダーを担当していることもあり、人権と経済の両方から女性の課題について知りたいと思ったし、何より20カ国持ち回りの開催となれば次に日本で開催されるのは、20年後?!
今しかない!そんなタイミングでした。

「民主主義は、暗闇で崩壊する」

「自分達に関することを、自分達以外の人が勝手に決めるな」

冒頭のメッセージで、市民社会組織の活動の果たす役割の重要性を改めて考える機会となり、ここでのディスカッションの内容やメッセージを一生懸命聞こうと思いましたが、内容量が多すぎて消化不良の数日でした。

初日は、広尾にある聖心グローバルプラザで開催されました。
WAW!の後だけに、会場や規模があまりに違いすぎて、C20への日本国民の関心の低さを感じずにはいられませんでした。
2日目と3日目は、虎ノ門ヒルズでの開催でしたが、それでも参加者は少ない印象でした。
公用語が英語ということで、さすがに海外からの参加者は多く、3日間通して40カ国から830人の参加があったそうです。
海外からの参加者は、市民社会組織について熱い思いの伝わるコメントや質問で常に積極的に手を挙げ発言をしている姿が印象的でした。

G20での決定は、世界20カ国、世界の陸地面積の80%、世界人口の3分の2、
世界の総生産の85%、世界貿易の80%に影響を及ぼす重大なものであるため、
市民社会組織は市民の生活すべてに関連するため、分科会も多岐に渡るものでした。

C20では、以下のワーキンググループが設置されており、事前に各グループで話し合われた結果のポイントが絞り込まれた資料が配付されました。

それを元に、各分科会でのディスカッションに参加し、パネリストの様々な立場からの意見を伺うことができて、有意義な時間となりました。

腐敗の防止
教育
環境・気候・エネルギー
ジェンダー
国際保険
インフラ
国際財政機構
労働・ビジネスと人権
市民社会組織の在り方
貿易・投資
デジタル経済

最終日には、各エンゲージメントグループの代表が勢揃いで、
G20に向けての提言について、プレゼンがありました。

3日目の午前までの参加となりましたが、これまで「市民社会組織」としての役割や
社会の情勢、世界全体のことについて、あまりにも自分が無関心だったことを悔いると共に、
もっと多くの市民が、自ら積極的に社会参画する必要性を感じた3日間でした。

そのために、NPOやNGOのプレゼンスを高めるために何ができるのか、
自分のこれからの活動をじっくり考えていきたいと思いました。

2日目の後、レセプションでダンスを披露されたインドのサトーシュさん。
真っ赤なサリーが印象的でした。
階級差別の厳しいインドで、こうして頑張っている人がいること、
また、彼の大きく温かな愛のエネルギーを感じたことも、
また私も頑張ろうと思う力となりました。

 

虎ノ門ヒルズの一階には、こちらの「ぼく、トラのもん。」がいました。
後ろに見えるのは、東京タワー。
帰り道に近くを歩いて、2月にうろうろしていたのがここだとやっとわかった!
あちこち行くわりに実は、、、いまだよくわかってない、東京の地理w

 

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