今日は友人を誘って、徳島市東山手町にある「瑞巌寺」に初めてお邪魔しました。
桜のシーズンが終わり、新緑が眩しく美しい季節になりましたね。
お世話になっている呉服店の展示会があるとご案内を頂き、目の保養をさせて頂きに来ました。
それと、今回は白玉一珍染の大東伸先生が、手書き友禅で誕生花を描いて下さるとお聞きして、楽しみにしていました。
誕生花でなくても、好きな花でも良いらしく、私の好みで描いて頂きました。
ひまわりの新種で、赤いひまわりをお願いしました。
「赤いひまわり?」
先生も初めて描くそうです(^^;
ですよね。
2013年に起業した際に、社会の常識や既存概念に囚われず、
自分らしく「新しい」仕事をしようと思って、
会社名にしたのがこの花の名前で、クラーレットです。
スマホでイメージを見て頂きながら、描いて下さいました。
最後に名前も入れて頂きまして、これで落としても大丈夫 笑笑
絵心と言うものが全く無い私は、こんな絵が描ける才能がとても羨ましいです。
お喋りをしながら、スラスラと描いて下さる先生は、お着物がよく似合って、とても柔らかで粋な雰囲気の素敵な方でした。
こちらのカーネーションは、贈り物にしたくて事前にお願いして描いて来て頂きました。
気に入ってもらえたら嬉しいな♡
ちょっとした贈り物をしたい時、何か気の利いたものをと探すのですが、
ぴったりのものには中々出会えないのです。
今回はベストタイミングでお誘い頂いて、
素敵なプレゼントが準備出来て本当に良かった!
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一珍染とは、染め技法のひとつで、一珍糊といわれる、
小麦粉やうどん粉を主原料にした澱粉に、石灰を混ぜたものを用いて染めます。
一珍糊は、乾燥するとひびが入りやすいのが特徴です。
糊置きして染めた後、糊に細かいひび割れを作り、
そこに染料が入りこむことで「氷割れ」とよばれる、
独特の染め上がりになります。
一珍糊のもうひとつの特徴は、水洗いしないでもよいことで、
へらでかき落として糊をとります。そのため、掻き落とし糊ともいわれます。
細い糸目を引くことができる友禅染が台頭してくると、
一珍染めは廃れてしまいましたが、現在また京都の工房で、
一珍染めの再現が試みられているそうです。
一珍染めは友禅の糊が考案される以前からある技法で、古代友禅ともよばれます。
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展示会では、一珍染だけでなく、
檀れいさんがサントリー金麦のCMで着ていた雪花絞りの浴衣もありました。
こちらの浴衣は、滝川クリステルさんやたくさんのタレントさんがCMで着て、
大人気になっているそうです。
洗濯機で洗える上に、夏着物としても着ることのできる上品な一品。
夏は浴衣でも着て、日本の夏を大人らしく楽しみたいと思いながらも、
浴衣も着物も本当に着る機会を作らないと縁遠いものになりました。
目の保養をした後は、別室でお茶を出して頂きました。
こちらは、待っている間の御茶請けのセットです。
フキや昆布、梅なとの佃煮が、とても上品なお味で感激していました。
こちらのお部屋からの庭園も見事でした。
お手入れも行き届いたお庭なのに、今はイノシシが出現し穴を掘るらしく、大変なのだとか。。
御店主が今回の展示会用に、茜庵で作ってもらったお菓子だそうです。
中には、旬の筍が餡子と一緒に練り込まれシャキシャキッとした歯ざわりがとても新鮮な和菓子でした。
緑は、この時期の美しい新緑とこれからのお仕事への意欲的な思いが込められていると言うお話を伺い、一口一口味わいながら頂きました。
帰りには、御茶請けの中から気に入った一品を手土産に下さいました。
梅の月と言う、梅味の昆布をチョイス。
お気に入りの高山茶と一緒に3時のおやつに頂きます。
呉服屋さんと言うお仕事柄なのか、
いつもお邪魔しても本当に丁寧なご対応に関心しています。
こちらのお母様の所作を見た時に、
いかに自分が(わちゃわちゃ)して、
落ち着きが無いかを思い知り、反省した次第です。
マルチタスクと言いますが、
どれだけの作業を同時進行できるか!みたいな
手も足も口も頭も使う作業効率を求めるより、
目の前の一つ一つに心を込めて丁寧に動くことを意識したいと思いました。
今日のお出かけは、朝からとても優雅な気分で楽しい時間でした。