プノンペンを出て、ウドンまでは1時間半くらいのドライブ。
車中から、チャム族の集落やモスクの説明があり、ストールを巻いた女性が目に入る。
ポルポト時代には、モスクもたくさん破壊されたそうです。
プノンペンからウドンまでは約30キロ。
プノンペンに首都が移されるまでは、ここがカンボジアの首都だったそうです。
到着!ここが入り口のようです。
ウドン遺跡は、小高い丘を登るので歩き安い靴で来るように案内があり、実際どれくらい歩くのかが不安💧
普段から運動不足で、体力に自信が無いもので😅
階段を登って行くと、最初にある祠が聖なる牛をお祀りしているところ。
その次が、お釈迦様。
後ろにはお釈迦様を洪水から護ったとされるナーガがいます。
中に入っても良いそうなので、靴と帽子を脱いで、近くに座りガイドさんの説明を聞きました。
彼は1991年に日本から来た僧侶に日本語を教えてもらったらしく、加えて仏教や宗教の知識もあり、たくさんのことを教えてもらいました。
カンボジアは仏教の国で、信仰心の厚い国です。
その理由の一つに、3世紀頃のインドの影響でこの国にもカースト制の様な身分制度があったらしく、信仰し仏様に祈るのは来世はもっと良い身分にも生まれたいという願いからと言うのもあるそうです。
後に、アンコール時代に身分制度は無くなったけれど、根付いた宗教心からか今も月に4回ある仏教の日にはたくさんの人が御参りをする様です。
実はこの日も、その月に4回の仏教の日だったので、予定変更もあったけど、今日来ることになったのも良い巡り合わせで、お導きに感謝です。
ここはまだまだ入り口付近の様で、ガイドさんはスタスタと歩いて行きますが、後ろ三人はちょっと息切れしています。
ここは、かつての王や王族の墓で、立派な彫刻が彫られた高い塔が並んでいます。
むかし昔、カンボジアの葬儀のスタイルは、火葬、水葬、土葬、鳥葬の4種類あったそうです。
今はさすがに、鳥葬は無いらしく(鳥、怖い‼︎)火葬か土葬。
顔の彫刻がある塔は、四面仏塔。
ここからの眺めが素晴らしく、やった〜!頂上(*’▽’*)
着いたのかと思いきや、また先がありました。
ここが頂上の仏舎利塔。お釈迦様の骨の一部がお祀りされている。
とにかく、こちらの寺院はすべて細工が細かくて綺麗です。
ここに渡るためには、靴を脱がないといけないのだけど、あまり綺麗では無い。
私は靴下らしきものを履いていたので、何とか頑張れたけど、素足はちょっと厳しいですね😹
ここからの眺めもまた素晴らしい!
あたり一面、緑豊かな農地が広がっています。
標高は100メートルくらいだけど、とても涼しく気持ちが良いのですが、風強すぎ(笑)
こちらがガイドのピシェットさん。
プロのガイドとして、フリーで仕事をしているらしく、文化や経済、宗教の話までいろいろ質問に答えてくれました。
王宮の観光に行った時にも、ホワイトエレファントが何か特別感があり、気になっていたのだけど、それにもやはり理由の一つがあるのだそうです。
カンボジアの王室も日本の皇室と同じ様な制度で、今は王族でなければ王様になれないけれど、昔むかしには、次の王が不在でいない時、町に白い象が放たれるのだそうです。
そして、その象が一人の人の前で跪坐くとその人が次の王になるのだそうです。
嘘の様なホントの話😲
象🐘さん、すごい‼️
ガイドさんにお願いして良かった!と思うことが2つ。
入り口からずっとこの子供達みたいな子が、お供えのお花を持って勝手に付いてくるのです。
事前にネットで調べて知ってはいたのだけど、実際かなり強引に目の前に何度も何度も差し出して来て、1usdを請求する😓
まず、これの対応に戸惑う。
それと、至るところに物乞いをする人がいて、害は無いのだけど手を合わせて拝まれながら歩くのも、何とも複雑な心境です。
行きはかなり苔の生えた古い石段を登るので、足場も悪く滑りそうになったけど、帰りはこんな綺麗な道。
これを降りて、次の目的地へ向かいます。
頂上から見えたこの美しい寺院です。