ESD・SDGsと国際協力

県内の中高一貫校で、全国あげての特別授業の講師として
お声かけ頂きまして、お話させて頂きました。

ESD教育の一環で、「ESD・SDGSと国際協力」と言う演題です。

こちらの学校の書道の先生が書いてくれた文字が
あまりに美しくて♡見惚れてしまいました。

全学年の生徒さん830人と、職員の方を合わせて約900人で体育館は満杯です。

900人の規模って、すごいですね。

この規模で開催しESD教育で話をさせてくれるのは、
県内でもこちらの学校一校だけのようです。

まず最初に、四国EPOの徳島担当の森さんから、SDGs の説明があり、
国際協力とは具体的にどんな事をしているのか、
2つの事例からご紹介しますとお話がありました。

 

私の担当は、主に5番の女性のジェンダー平等についてと、
12番のつくる責任・つかう責任の2つです。

全ては繋がっているのですが、
まずは自分の興味や関心を持てることから始まると思います。

冒頭、学校側からオーダーのあった、
(リフレッシュのためにカラダを動かすワーク)を入れることについて、
はて?何をしよかなと連休中、考えておりました。。

持ち時間30分なので、あまり時間も取れないので
手軽にできるもの!と思って、思いついた「指先を動かす運動」にしました。
右手と左手が違う動きをするのて、実は意外と難しいんですよね。

でも、指先は第二の脳と言われていること、身体と脳の連動や
受験勉強に疲れたり、集中力が切れた時に、思い出してやって見てね♪と
メッセージを添えて、みんなにやってもらいました(*^-^*)

講演では、なぜ自分が国際協力に関わるような活動をするようになったのか、
自分自身のキャリアパスについての話と、具体的な活動内容をお話しました。

最初に、「ホワイトリボンランを知ってる人、いますか~?」と質問したら、
900人中、一人だけ女の子が手をあげてくれました。
「0」を想定していたので、これにはとても嬉しかったです。

それから「営業の仕事って、どんな仕事なのかわかる人、いますか?」
これには、10人くらい手があがりましたが、1%ですね。

学生時代に、世界に繋がるような話を聞けたり、触れたりすることは
とても大きな刺激になると思います。
私も、こんな年齢で聞きたかった!知りたかった!と思いましたが、
もしかしたら、聞いていたのかもしれない。。
でも、そのタイミングでは、興味を持てなかったのかもしれない。
人にはそれぞれ、「タイミング」ってありますね。

四国フェアトレードネットワークでもお世話になっている、菅さんは、
今回は、NGO外務省相談員として、来られていました。
流暢な中国語で挨拶をしたり、海外青年協力隊として、
中国に行かれた時のことなど、お話をされてました。

菅さんのお話の中で、中国人に日本語を教えている立場から
「語学センス」についての話があり、これにとても興味を持ちました。
語学センスというものがあれば、一度聴いたらわかる!(らしく)
二度聴いたら、同じように発音できるそうなのです。

そうか。。私は語学センスというものがないんだ。。と自覚w

かつては中国も途上国として、日本から多額の支援をしていましたが、
今は中国の方が、日本よりずっと先を走っている。
その中国とは、良きパートナーとしてお付き合いをしていくことが大切と。
確かに、隣が嫌!と国は引っ越しができないですね。
国が違うと文化が違うのは、当たり前。
多様性を受け入れていく、認め合う社会でありたいです。


最後に森さんから、環境についての話と身近にあるSDGsの事例として
徳島の地元企業で、ハレルヤさんの取組みについてご紹介がりました。
環境に配慮したシステムや、社員の継続就労への取組み。
離島の伊島のよもぎを使った伊島ロールの発売など、
県内でもいち早くESDに取り組まれている先進企業であることなど
皆さんに知って頂ける良いきっかけになったと思います。

フェアトレードもそうですが、知っていると応援したくなるし、
環境に配慮した商品なら、それをエ選んで使う・買うことも
消費者の「つかう責任」です。

この日、話を聞いてくれた830人の生徒さんの中から、
まだ見ぬ世界へ思いを馳せて、いつか日本を飛び出し
世界で活躍する人もいるかもしれないと思うと、私もワクワクします。

この様な素晴らしい機会を作ってくださった先生方や、
お声がけくださった四国EPO様に、心より御礼を申し上げます。

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