キャリアと仕事のこと ①専業主婦から営業職へ

キャリアと仕事のこと ①専業主婦から営業職へ

いつもご覧下さっている方は気が付いたと思いますが、
2018年4月26日、WEBサイトをリニューアルしました。

リニューアル記念に、これまでのキャリアのことを
少しずつ書き残していこうと思います。
人生50年以上も生きていると、いろんなことがあるものです。

【キャリアと仕事のこと】

①専業主婦から営業職へ

1997年4月、長男の小学校入学を機に、専業主婦から社会復帰をし、
一転、地元企業の金融系の営業職としてキャリアを再スタートしました。

男女雇用機会均等法2期の世代では、24歳までに結婚し退職しない女性は
売れ残ったクリスマスケーキと言われた時代でした。
幸いにも24歳で結婚し、第一子をもうけることができた私は、
専業主婦という響きと、毎日働かずに家事や子育てをする生活を楽しんでいました。

しかし、子供の成長は早く、私も仕事がしたいと思うようになりました。
そこで、家事や育児が無理なく両立できる仕事を探し始めました。

営業職という仕事にネガティブなイメージを持つ人が多いようですが、
子育て中の母親である私にとっては、時間が自由に使える仕事でなければ
続けていくことが難しいと思っていたため、数字というノルマを果たせば
自由の動ける営業の仕事はとても有り難いものでした。
経験はありませんでしたが、やる気はあります!で採用して頂きました。
それから、職場にも慣れて仕事も面白くなった頃のことでした。

2000年5月、金融崩壊の荒波の中、勤めていた会社が倒産したことを
TVのNEWSで知りました。
GWの真っ只中、「ママの会社が潰れたみたい。。」と子供と見ていました。

それまでに何度か日本経済新聞等で社名が挙がっていて、
財政情報などが危機的な状況にあることを察知した私は、
その数ヶ月前から、新聞を握りしめて、業界TOPの会社の門を叩いていました。
まさに、一番小さな会社から、一番大きなリーディングカンパニーへの移行で、
大胆な行動のわりには、心臓はバクバク!
言語化し難い妙なコンプレックスがあったように思います。

ちょうど営業の仕事が楽しくなって来た時でした。
無意識ですが、本能的な危機感と変化の中に、大きなチャンスを感じたのだと思います。

「たのもー!!」と門を叩いてから、入社テストは適正検査、面接も3~4回、
採用担当、支社長、支店長と段々偉い人が登場します。
志望動機やキャリアプラン的な作文も提出し、
会社が潰れたNEWSを見た時には、2000年7月1日入社が決定していました。

そろそろ退職届けを出そうかなと思っていた、まさにその時のことでした。
それぞれ身の振り方を聞かれた時に、すでにT社への入社が決まっていたので
その事を淡々と告げると、当時の上司は、あっけにとられていたような表情で、
「良かったね」と一言言ってくれました。

当時の職場の方は、皆さんそれぞれに独立しagentとしてスタートされたようです。
私もこの時、その選択肢もあったのですが、迷わずT社への入社を決めたことは、
後々のキャリアや職業人生において、大きな影響を受けたと感じています。

この時点でのpointは、
1、みんなが嫌がる営業職を選んだこと
2、会社が潰れる前に、弱小会社から業界TOPの会社への転身はまさにチャレンジ!
3、自由に仕事をするAgentではなく、研修生として敢えてノルマを課す道を選んだこと

本能なのか予見力なのか、「機を見るに敏!」これはこの時から健在でした。
そして、敢えて敢えての「茨の道」ドМ体質も出ていました。

その②に続く。

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