帰国後、あちこちで「土産話」をするのだけど、
関心ごとは皆それぞれで面白いですね。
今日は、特に政治や経済のことについての話が多くて、
Chinese moneyの影響や北朝鮮リスクの話、
リアルな経済状況やビジネスの可能性についてなどなど。
こちらでは、全く関心無いと思いますが、
先日カンボジアの最大野党の党首が反逆罪で逮捕されました。
今もカンボジアのNEWSは、FBで見ているのだけどこれは驚きでした。
カンボジアでは来年選挙があり、これに向けて与党も野党もかなり過激な発言をしていました。
でも、まさかの展開!この時期に、こんな手段でやってしまうんだ。
カンボジアには、政党の党首が逮捕された場合、
解党することができるという法律があるのだそうです。
今のところ、この救国党以外与党と戦える政党もない状態。
同時に、反政府英字新聞社が「廃刊」
これには、野党を支持する国民は黙ってはいないと思うけど、
同時に「権力」を恐れる人も少なくは無いと思います。
民主主義国家の体を成しながら、真の民主主義にはほど遠い実態であることを
内外に知らしめる結果となりとても残念に思います。
また、良識あるカンボジアの国民が、自らの手で民主主義を取り戻し、
国民の幸せと自国の発展を築いていく課程も、見ていきたいと思いました。
この話から、権力の表し方の違いだけで、
日本でもいろんなことが人知れずあるよね、と。
そこから、あれこれ話は進み、
トランプさんが大統領になった際に危惧された、
民衆の認知の処理流暢性の話になった。
人はわかりやすいものを真実だと思い込む習性があり、
自分が理解しやすい物事や情報に対して好感を抱く。
逆に複雑で難解な事に対しては、思考が停止。
理解できること=善、理解できないこと=悪のように、
認知が短絡的に歪められること。
小泉さんの郵政民営化の2択選挙は、まさにこれを上手に使った手法。
ビジネスにおいても、サウンドバイトを短くぱっと一言で表すとウケやすい。
参加して理解するのに時間のかかるインプットや、
奥深さのある格調高いものは、今の時代にはウケないようだ。
小5レベルのわかりやすさが求められている。
この人とは話が尽きないから、また今度ね(笑)