今回の滞在中に、来るべきかどうかをとても悩んだ場所。
カンボジアの負の遺産ともいうべき、トゥールスレン博物館。
ここは、S21と言われる収容所。
1976年、クメール・ルージュの頃。
2年9か月の間に、14000人~20000人の人がここへ収容され、
生還したのは、たったの8人だけ。
今回は、日本からお友達が来たことで、
この機会に一緒に行くことにしました。
音声ガイドを聞きながら、こちらの各施設を回るのですが、
今もそのまま残っているベッドや写真。
ちなみに、入場料は音声ガイド付きで8USD.
私は施設内に入り聞くのが途中で苦しくなり、
木陰のベンチで音声ガイドを聞いてゆっくり過ごしました。
まだそんな遠い昔の話ではなく、たった20年前の話。
カンボジアの負の遺産。悲し過ぎる歴史だけど、絶対に忘れてはいけない。
音声ガイドの最後に、これを聞いた人みんなが、
「歴史の伝承者」となるとありましたが、私もその一人として折に触れ思いを伝えたいと思いました。