7月11日 世界を動かすアブローダーズ

7月11日  世界を動かすアブローダーズ

今日も気持ちの良い青空が広がっています。
毎朝、外に出て思い切り深呼吸をして、身体を伸ばすのが日課。
朝ごはんは食堂へ行かずに、お湯を沸かしてcoffeeを淹れパンを食べる。

bungalowの外でも食べられるけど、やっぱり日差しが気になって
インドア派の私は屋内が落ち着く。

南国の雰囲気を出す花や草。
ここの植物は何だかとても元気で、どの子も勢いが良いというか
エネルギーが高いと感じる。

手に突き刺さりそう(笑)


毎日が、静かで平和で、そして涼しいキリロム。
お昼ご飯の後に、プールのソファーで寝そべって風に吹かれていると、
私はここにリゾートに来たような気分になる。

午後からは、読書(#^.^#)
「世界を動かすアブローダーズ」
海外を意味する「ABROAD」と人を表す「ER」を繋げた造語で、
日本を飛び出し海外で活躍するビジネスパーソン26人が紹介されている。

A2Aのofficeにあったので、お借りしてた。
vKiriromプロジェクトを構想し、森の中に道を創ることから始めた猪塚さんは、
P92に究極のアントレプレナーとして紹介されている。

そこしか読んで無かったので、今日は始めから読むことにした。

1人目の吉岡秀人さん。
特定非営利活動法人ジャパンハートの代表であり、医師。

10代の頃から、医師として医療に従事するなら、
海外の絶対的医療過疎の地で働きたいという思いを持ち、
30歳でその夢を叶えた人。

海外の貧困に関する報道や映像に触れた時、
誰もが可哀想だと思うけれど、その感情はやがて薄れて忘れていく。

吉岡さんは、その経験を感情を忘れなかった。
それが良い悪いではなく、皆が自らの才能に適した場所へ向えばいい。
吉岡さんはたまたま、それが国際医療だっただけと書いてある。

また、同じ想いを持ち海外に赴任して来ても、
根幹にある思いがずれていると、「しんどい」と文句を言い疲れ始める。
「海外で人助けがしたい」とやってきて、望み通りどんどん人助けをして、
それはとても幸せなことでは無いのか?なぜ文句を言うのか。

それはその人が勘違いをしているからだ、と指摘する。
本当は、自分が海外で人助けをすることで(評価されたい)(認められたい)
自分自身がそういう価値のある人間だと認識したいと思っているのに、
本人はそれを自覚したがらないという所から、疲れてしまうのだそうです。

これは、医療に関わらず「支援」と言う名前のものには、必ずある誤解。
自分がやりたくてやる事の苦労は、全部自分のため。
そして、自分が戦っている相手は、実は未来の自分自身であること。

多くの人が、自分を誤魔化して、苦労に背を向けて生きている。

これからの日本やアジアの状況も含め、お一人目の吉岡さんから、
あまりにストレートで力強いメッセージに、心が動揺しています。

ここでの静かな時間は、これからの未来を熟考するための大切な時間のようです。

やっと半世紀を生きて、いろんなものから解放されて、
自分に正直に生き始めた気がしているけれど、途方も無く、世界は広く大きく果てしない。

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