今年2月、伯母がめでたく88歳の誕生日を迎えた。
昭和4年生まれで、未だ元気で物言いもシャキッとしてる。
「米寿のお祝い」の食事会をカリフォルニアテーブルで、
従姉妹二人と。
私の父は57歳で亡くなり、父方の叔父も叔母も皆早く亡くなって、
唯一元気な伯母の姿は、嬉しいものだ。
また、むかし話をしてくれるのも、もうこの叔母だけになって、
聞ける話は聞いておきたいと思う。
母方の祖母も米寿のお祝いの時に、100歳まで長生きしてね!と言っていたけど、
90歳の壁は越えられなかった。
自分が88歳の歳まで生きているのかもわからないけれど、
伯母は昭和4年から、戦前、戦後を生き抜いて、
日本の復興や経済の成長期、バブル、失われた20年、
そして、大激動の今を生きている。
人間の命は、たかだか100年足らずの期間、こ
れだけ濃縮した時代を生きた事をどう感じているのだろう。
そして、これからの未来をどう感じているのだろう。
時代の流れも変化も、柔軟に受け止め対応するその「適性」こそが、
これまで生きるために必要な力だったのかも知れない。
でも、これから私達は、難しくも面白い時代を
自分で人生を創造しながら生きて行く。
どんな時代も、変化を楽しみながら「生きる」ことを楽しみたいと思う。